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イタリア国外における"イタリア政府公認 レストランに選ばれた、「ラ・ビスボッチャ」へようこそ。
先日ナポリの食べ歩き番組をテレビで見ていて、以前の同僚のナポリ人を思い出した。彼は学生のアルバイトだったが、よくナポリのことを教えてくれました。フリアリエッリとサルチーチャのピッツァや、ババの食べ方など得意になって話していました。彼のお父さんも料理が好きで、服も車もボロボロでもの凄くケチなのに、いざ魚を買う時になると全く人が違って、その日の一番良いものしか買わないそうです。その番組でも随所に出てまいりましたが、ピッツァ、モッツァレラチーズ、トマト、スパゲッティなど、およそイタリアを連想させるものは全てナポリのものだと言っても言い過ぎではない気がします。それどころかスペインで パン オウ ショコラのことをナポレターナ デ チョコラーテと言うし、サバランもナポリ経由かもしれません。サルトゥや魚介類のリゾットなど、お米料理が一番おいしいのはナポリなのかもしれません。どうであれ、ナポリはイタリアのみならず、ヨーロッパの食文化ではエリートのなかでもトップクラスであることは間違いない気がしてきました。そして、彼らの極端なゲマインシャフトぶりには感心させられます。家族が一番大切で、遠い国で同郷のひとと会っているときの彼らを見ていると、人間はこうあるべきだと思わされます。イタリア料理に携わる人の手本は全て彼らが持っていると言ってもいいかもしれない。
ところがナポリといえば泥棒の代名詞のように言われ、イタリア人のみならず、外国人からも酷い言われ様だ。きっと誤解があり、理解するのが難しい人たちなのだろう。 ナポリを見て死ね、というのは死ぬ前に本当のナポリの良さを判ってくれという意味なのだろうか? そういうことなら私どもも、毎晩呑んだくれていないで、ナポリ研究に勤しまなくてはなりますまい。俺のブログを見て死ね!ってかぁ h
by bisboccia
| 2010-03-09 03:42
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